小清水町観光情報 特集 藻琴山の紅葉を追う

藻琴山の紅葉を追う

秋に染まった藻琴山へ行こう


朝焼けに染まる屈斜路湖と藻琴山の紅葉
 

日本一の大きさを誇る屈斜路カルデラ。その外輪山の中で最も高い藻琴山は、美幌、大空、小清水の3町にまたがり、北海道自然100選に選ばれている山です。紅葉時期ともなると、その山肌は黄色く染まったダケカンバに彩られ、屈斜路湖の眺めと相まって秋の道東らしい雄大な景色を見せてくれます。

展望スポットのあるハイランド小清水725の駐車場までは小清水町の市街地から車で30分ほど。展望地は建物の裏手にある遊歩道を100メートルほど歩いた先にあります。オススメの時間帯は早朝で、運が良ければ朝日に照らされた藻琴山の紅葉と屈斜路湖にかかる雲海の共演を楽しむことができます。雲海がなくても朝焼けに染まる空と屈斜路湖に浮かぶ中島、そして山肌に広がるダケカンバの紅葉は実に見事な景観です。
 

日の出前の小清水高原
ハイランド小清水725の駐車場からは、眼下に広がる小清水高原と斜里岳や知床連山を眺められる。
ハイランド裏手の展望地
レストハウス裏手にある展望地。遊歩道を100メートルほど進んだ先で絶景を堪能できる。



時間に余裕があれば、紅葉した藻琴山の登山もぜひ楽しんでください。

ハイランド小清水725の駐車場を起点に山頂へと至るスカイライン遊歩道は、1時間程度で登ることができる比較的簡単なコースです。序盤はハイマツ林を抜ける登りが続くため眺望は望めませんが、トレイルコースとの合流地点である広場を越えた中盤以降は、左手に屈斜路湖を眺めながら森林限界の稜線を進む絶景道となります。

スカイライン遊歩道からの眺め

赤く色づいたナナカマドを横目にスカイラインを進んでいくと、目の前にゴツゴツとした屏風岩が現れます。屏風岩の上から振り返ると、登ってきた稜線の向こうにオホーツクの大地と海が広がっています。
ここまで来ると登山道も終盤です。

ごつごつとした屏風岩
目の前に現れるごつごつとした屏風岩。夏にはハクサンイチゲの群落が広がるポイント。
稜線の向こうに広がるオホーツクの大地と海
振り返るとこれまで歩いてきた稜線の向こうにオホーツクの大地と海が見える。


頂上直前には、東藻琴側からの登山道との合流地点になっている広場があります。山のピーク間に出来るこういった地形はコル(鞍部)と呼ばれ、展望が良く登頂前後の休憩地として利用されます。

ここから一息に最後の登りを終えると、目の前には雄大な屈斜路湖とそれを囲むカルデラ外輪山を眺望する大パノラマが広がっています。外輪山の山々は紅葉した木々で色づき、息をのむ美しさです。

登山道から見えるコル
登山道から見えるコル(鞍部)。山のピークとピークの間にできる特有の地形。
平たく草木のないコル
コルは平たく展望もよいため、山小屋や休憩所のベースとして利用される。


秋に染まった山頂で過ごす時間は、まさに至福のひととき。紅葉のピークは例年9月下旬から10月上旬までと決して長くはありませんが、長く厳しい冬を前に賑やかに染まる紅葉を堪能することができる藻琴山は、紅葉時期の名所の一つです。
 

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