絶景!雲海スポットのご紹介
藻琴山の雲海スポット
日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖は、初夏~秋頃にかけて雲海の発生が多く、その幻想的な光景を求めて多くの人が美幌峠や津別峠の展望台を訪れます。
ところが、標高が493メートルと意外と低い美幌峠では雲海のなかに埋もれてしまうことも多く、津別峠展望台は林道が狭隘で運転初心者には難易度が高いという難点があります。
しかし、これら人気の雲海スポットの難点を補った最強の雲海スポットが実は小清水町にあります。それが、屈斜路カルデラの外輪山で最も標高の高い藻琴山の中腹に位置するハイランド小清水725。
ハイランド小清水725は美幌峠より230メートルほど高い標高725メートルにあり、広い駐車場とトイレ、レストハウスを備えています。
雲海の展望スポットは、レストハウス裏手から100メートルほど遊歩道を歩いた先にあり、知床連山から屈斜路湖までの雄大な眺望が広がっています。
紅葉時期には赤や黄色に染まった藻琴山の山肌越しに雲海を眺めることができ、他のスポットとはひと味違った絶景を楽しめます。
展望地からの眺め。
足元に藻琴山のすそ野が広がり、奥には屈斜路湖。
左手には川湯温泉の街並みや硫黄山が見える。
朝日に照らされた雲海と紅葉した木々が広がる。
左奥で噴煙を上げているのは硫黄山だ。
雲海の発生条件はいくつかありますが、基本的には以下の条件を満たせば雲海の発生確率はかなり高いと言えます。条件が合う日には早起きをして、美しい雲海をご覧になってみてはいかがでしょうか。
雲海発生条件
- 前日に降雨などがあり湿度があること。
- 風がなく天候が安定していること。
- 放射冷却が起こり前夜との気温差が生じること。
夜明け前に静かに揺蕩う雲海
レストハウスと朝焼け
カルデラの外輪山から昇る朝日