小清水町フェーズフリーツアー初開催
「いつもを旅する、もしもに気づく」
地域活性化&災害対策を両立するフェーズフリーの体験ツアーを開催します
小清水町フェーズフリーツアーを初開催します
小清水町は万が一の災害に対し、日常の時間やコストを犠牲にしない備えから価値を生み出す「フェーズフリー」について理解を深める「小清水町フェーズフリーツアー」を初の試みとして開催します。ツアーは「いつもを旅する、もしもに気づく」をコンセプトに、地域活性化と災害対策の両立事例をプログラムを通じて学ぶ場を参加者の皆さんに提供。小清水町の自然環境や食文化など魅力資源を体感し、防災の視点だけでなく公共性と公益性の高いフェーズフリーの理念と、その有用性や応用、その先にあるフェーズフリーの可能性を考えるきっかけにしたいと考えています。
フェーズフリーとは
日常時と非常時のフェーズ(境界、社会の状態)をフリーにし、生活の質を向上させようとする防災に関わる新しい概念です。小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」は、このフェーズフリーという考え方に基づき、日常時も非常時も皆さんの居場所となるようにデザインされています。ツアーについて
ツアーのイメージ映像(通常サイズ)
ツアーのイメージ映像(ショートサイズ)
小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」
小清水町防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」は2023年(令和5年)4月に開業し、日常時と災害時の居場所づくりで、町のにぎわいと持続可能なまちづくりを目指しています。2018年(平成30年)の北海道胆振東部地震によるブラックアウトを受け、これまで以上に町民が安全・安心に暮らせる「災害に強いまちづくり」が重要と考え誕生しました。
「フェーズフリー」の概念を取り入れ、日常生活を豊かにし人々が集える機能(にぎわいエリア:コミュニティスペース、カフェ、ランドリー、フィットネスジム&スタジオ)を役場庁舎に併設。災害時は防災拠点になり、災害対策本部、炊き出し、洗濯、シャワーの利用、および一時避難所として活用できる、役場に併設した複合機能施設としては全国初のフェーズフリー認証施設です。
一連の取り組みが評価され、2024年度(令和6年度)には「2024 グッドデザイン賞」、「PHASE FREE AWARD 2024」シルバーを受賞しています。
https://www.town.koshimizu.hokkaido.jp/hotnews/detail/00010150.html
https://www.g-mark.org/gallery/winners/20870
https://www.nomurakougei.co.jp/news/page/6941/
https://cf.phasefree.net/product/pf1222049/
地域コミュニティの強化と活性化による関係人口づくり
オープン1年間後の施設利用者(役場とにぎわいエリアの利用者)は、オープン前の役場利用時と比べて25倍になり、顔が見えるコミュニティづくりが進んでいます。2025(令和7年)年1月には、全国初となる、フェーズフリー認証を受けた役場併設の複合機能施設での防災訓練を実施。訓練を通じ、フェーズフリー機能を検証や共助文化を育みました。
「ワタシノ」のフェーズフリー対応について
日常時から使用している施設が、非常時に一時避難所や災害対策本部の役割を果たします。フィットネスジム&スタジオでは避難者を受け入れ、コミュニティスペースやカフェは炊き出しに、ランドリーの非常用水や非常電源は衣類洗濯などの衛生保持に活用。また、温泉熱を利用した床暖房で万が一停電になっても暖かく過ごせます。いつもの居場所が、避難者のストレスや避難生活の負担を軽減し、安心安全を守ります。
参考リンク
第1次国土強靭化中期計画概要https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/dai1_chuukikeikaku/gaiyou.pdf
第1次国土強靭化中期計画本文
掲載は8、9、26、41、45ページ
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kokudo_kyoujinka/dai1_chuukikeikaku/honbun.pdf
小さな町の、大きな挑戦をサポートする
https://www.nomlog.nomurakougei.co.jp/article/detail/224/
町を愛し、町に愛されるデザイン
https://www.nomlog.nomurakougei.co.jp/article/detail/227/
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