町長の部屋

小清水町長 久保 弘志
町民の皆さまには、日頃より町政運営に対し、温かいご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。
春の訪れとともに、令和8年度の新しい一年がスタートいたしました。
中東情勢の緊迫化を背景に原油価格の動向や円安の進行、物価高騰の加速が懸念され、経済の先行きは不透明な状況にあります。現在、国においては物価高への対応や地方創生の推進、デジタル化の進展、脱炭素社会の実現など、社会の大きな変化に対応する政策が進められています。一方で、人口減少や少子高齢化は進み、地方を取り巻く環境は依然として厳しい状況にありますが、町民の皆さまが安心して暮らし続けられる持続可能なまちづくりに全力で取り組んでまいります。
令和8年度全ての会計を合わせた予算総額は96億8904万4千円となり、地域課題への対応と将来を見据えたまちづくりを進めるための予算として編成いたしました。限られた財源ではありますが、町民生活の安全・安心を守りつつ、地域の活力を高める施策を着実に進めてまいります。
本年度は、本町の基幹産業である農業をはじめ、商工業や観光振興の取り組みのほか、市街地の活性化を重要な課題として位置付けています。地域のにぎわいを取り戻し、住みやすく魅力あるまちを創るため、関係機関や地域の皆さまと連携しながら、将来像について語り合う「未来会議(仮称)」を設置し、構想策定に向けた意見交換などを行い、本町の未来のあるべき姿を検討してまいります。また、人口減少が進む中、本町では外国人の方々が地域産業を支える社会の一員として既に生活し、働く機会も増えております。国籍や文化の違いを互いに尊重し、誰もが安心して暮らすことができる地域社会を築くため、多文化共生と誰からも選ばれるまちづくりを進めてまいります。
さらに、子育て支援や高齢者福祉、地域医療の確保など、町民の皆さまの暮らしを支える取り組みを引き続き推進してまいります。子どもたちが健やかに成長し、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる環境づくりは、まちづくりの根幹となるものであります。新たに関係人口の拡大を目指し、子育て支援拠点である認定こども園「にじいろ」の環境下と優れた自然景観を活かした保育園留学にも取り組んでまいります。
また、生活環境の保全と公衆衛生の向上に欠かすことのできない一般廃棄物最終処分場整備と、1市5町で進める廃棄物中間処理施設の事業推進に加え、防災・減災対策や公共施設の維持管理、デジタル技術の活用による行政サービスの向上などにも取り組み、将来にわたり安心して暮らせるまちづくりを進めてまいります。
これからのまちづくりは、行政だけで進めるものではなく、町民の皆さま、地域団体、事業者の皆さまと力を合わせて取り組むことが何より重要です。皆さまとともに知恵を出し合いながら、本町の魅力を高め、未来につながるまちづくりを進めてまいります。
新しい年度が、町民の皆さまにとって希望に満ちた一年となりますことを心より願うとともに、引き続き町政へのご理解とご協力をお願い申し上げます。
令和8年4月1日
小清水町長 久保 弘志