町長の部屋
小清水町長 久保 弘志
新年あけましておめでとうございます。
皆様におかれましては、輝かしい新春を健やかにお迎えのことと心からお慶び申し上げます。
また、日頃から町政への温かいご理解とご協力に対しまして、心より感謝申し上げる次第であります。
昨年は、我が国の経済は緩やかに持ち直しており、内需を中心に底堅い成長が続いておりますが、不安定な国際情勢の影響を受け、輸出や生産が下押しされ円安に歯止めが効かず、物価高騰による町民の皆様の生活への影響は非常に大きく、大変懸念される年であったものと感じております。
国内では解散総選挙により与党は安定政権を保てなくなり、国外ではアメリカ合衆国大統領選挙においてトランプ氏が圧勝し、アメリカンファーストを掲げ、同盟国である日本に対しても例外なく関税引き上げ及び防衛費の増額を訴えるなど国内外の情勢は大きく変動しております。
このような情勢下にはありますが、急速に進む少子高齢化と人口減少、労働力不足による生産性の低下・需要の減少による市場の縮小化に対応するため、新政府は、経済対策として低所得者世帯へ3万円の支給やガソリン・光熱費の補助など補正予算13.9兆円を計上するほか、年収103万円の壁の引き上げ方針を示しました。今後の国民目線に立った幸せや豊かさが感じられる施策の展開に期待するところであります。
本町においては「認定こども園」の開園、「ワタシノ」の駐車場などの外構の完成、「サツドラ」の出店、「KOSHiMOタクシー」による交通実証事業をスタートするなど、様々な事業に取り組んでまいりました。
本年は、国が求めるデジタル化への対応やカーボンニュートラルの取り組みに加え、本町の「デジタル田園都市構想総合戦略」として移住・定住対策、地域公共交通対策、地域コミュニティの再生、福祉でまちづくりなど取り組むべき具体的な施策を構築するとともに、町民の皆様が安心して暮らすことができる「フェーズフリーなまちづくり」を推進し、多くの方に「住み続けられるまち・住みたいまち」と思っていただけるよう、こどもたちの笑顔を守り「未来へとつづくまち」を目指し町政に取り組んでまいりますので、より一層のお力添えを賜りますようお願いいたします。
結びに、本年も皆様にとりまして、健康で笑顔に満ちた素晴らしい一年となりますことを心からご祈念いたしますとともに、引き続き、町政の円滑な推進にご理解とご協力をお願い申し上げ、新年のご挨拶といたします。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
令和7年1月1日
小清水町長 久保 弘志