防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」
小清水町長 久保 弘志
町民の皆さま、寒さが身に染みる日々が増えてまいりましたが、四季を感じながら元気にお過ごしでしょうか。
農作物の収穫作業も終盤となり、農業関係各位のご努力により育まれた農作物の収穫が無事に終えられますことを心から祈願しております。
本年もアグリハートセンター「フェリーチェ」で11月25日に農業者の皆様が大切に育てたおいしい作物をはじめ、小清水和牛などの販売が行われる収穫祭イベント「みのりの感謝祭」のほか、町民文化祭も11月12日を皮切りに催されるとのことであり、町民の皆様と楽しめる日々を迎えることが待ち遠しいです。
さて、いよいよ暴風雪の時期を迎えることとなりますが、近年の全国的な災害発生の状況などを考慮すると、本町においてもいつ発生しても不思議ではないと考えております。
本年5月、災害時の一時的な避難場所として機能する防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」を開業しました。これまでもお伝えしておりますが、本施設の暖房は温泉熱を活用しているほか、ランドリーはガスを活用するなど停電時でも小さな発電機で稼働できる仕組みとし、災害時でも町民の皆様が安心して避難できる施設としております。
もしもの時や災害発生時は、行政から発信される情報や気象状況等も踏まえ、「ワタシノ」に避難していただければと思います。
災害時には「自らの命は自らが守る」といった理念がありますが、やはり地域における「共助」が重要となってまいります。今一度、自治会や自主防災組織内で、これまで以上に防災意識の向上や災害発生時の初期活動体制に向けたコミュニケーションを図っていただきますようお願い申し上げます。
行政といたしましても「フェーズフリー」の考えのもと、防災、減災への取り組みを強め、安全・安心のまちづくりをめざしてまいります。
いよいよ秋も深まり、冬支度が始まる頃となりますが、お体には十分気を付けていただき、元気にお過ごしください。
令和5年11月1日
小清水町長 久保 弘志