ここから本文です。

胆振東部地震から5年を経て


町長の写真

小清水町長 久保 弘志

 

さわやかな秋空が広がる、すがすがしい季節となりました。町民の皆様におかれましては、お元気でお変わりなくお過ごしのことと存じます。

防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」に移転・開業してから5か月ほど経過をいたしました。
この間、フィットネスジム・コインランドリーなど多くの方にご利用いただき感謝申し上げる次第であります。
ジム帰りやランドリーを活用している間にコミュニティスペースでコーヒーを片手に知人・友人などと寛がれる姿を見ますと、私の公約でもありますコミュニティの再生に一歩でも近づけたのかと思っております。また、夏休み期間には多くの学生が勉強している姿も見られました。
今後、さらに世代間交流できる施設として充実してまいりたいと考えております。

さて、季節も秋から冬に向かう時期となりましたが、2018年9月6日の北海道胆振東部地震発生より5年が経過いたしました。当時は本町においても6日の3時30分から翌日7日の22時20分まで約43時間の停電(ブラックアウト)を経験し、幸いにも本町において人命にかかわる災害とはなりませんでしたが、電気・燃料など生命にかかわる備えの重要性を再確認させられました。防災拠点型複合庁舎「ワタシノ」は町民の皆様が一時的に避難できる場所となるよう暖房には温泉熱を活用するほか、避難された方への炊き出し機能として「カフェ」を、健康面に配慮できる機能として「フィットネスジム」を、衛生面に配慮できる機能として「コインランドリー」を併設したところであります。

これらの機能は「日常時」に役立つものが「非常時」にも役立つといった「フェーズフリー」の概念を取り入れたものであります。この概念は、来年秋頃竣工予定の「認定こども園」にも取り入れることとしております。

今後の施策においても「防災用」のためだけではなく、この「フェーズフリー」の概念をもとに取り組んでいきたいと考えております。

朝晩、冷え込む時期になりましたが、町民の皆様には健康に留意の上、お過ごしいただきたく存じ上げます。

 

令和5年10月2日    

小清水町長 久保 弘志

 


 

本文ここまで

ここからフッターメニュー

ページの先頭へ戻る