防災拠点型複合庁舎オープンについて
小清水町長 久保 弘志
木々を渡る風もさわやかなころとなりました。
町民の皆さまにおかれましては、いかがお過ごしでしょうか。
さて、4月23日に執行されました小清水町議会議員選挙を終えた中、5月8日より、いよいよ「防災拠点型複合庁舎」にて役場業務を開始いたします。
役場庁舎の歴史を振り返りますと、大正8年「小清水村」は新たな庁舎が建つ元の中央公民館付近にありました嶋岡幾太郎氏の建物を「初代の仮役場庁舎」として執務がはじまり、同年11月には旧役場庁舎東側の小公園に「2代目役場庁舎」が新築されました。昭和37年竣工の「3代目」となる、これまでの庁舎は、増築、改築を経て60年ほどの活躍に幕を閉じることとなりました。
新たな防災拠点型複合庁舎は、日常的に人が集い、人と人との交流から生まれる「賑わいの空間」として、住民コミュニティの再生と中心市街地域の活性化を目指して、非常時には町民の皆さまが一時的に避難できる施設としました。これは昨今の災害、特に2018年9月に発生いたしました胆振東部地震によるブラックアウトを受け、「災害に強いまちづくり」が重要と考え、町民の皆さまが安全・安心に暮らせるよう、普段使い慣れた施設を非常時にも役立てる考えの「フェーズフリー」の概念を取り入れたものです。
また、賑わいの空間(フィットネス、ランドリー、カフェ、コミュニティスペース)は、5月28日(日)にオープニングセレモニーを予定しております。
新型コロナウィルス感染症が5月8日から感染症法上の5類に移行されることとなり、季節性インフルエンザと同等の扱いとなる中、感染状況に留意しつつも、新たな庁舎のオープニングセレモニーでコロナ禍前のように町民皆さまの笑顔を拝見できることを楽しみしております。
令和5年5月1日
久保 弘志