地域おこし協力隊インタビュー #3
令和4年(2022年)4月にオープンしたアグリハートセンターにて、農業に携わっている高松さんをご紹介します。
「温泉熱を利用したハウスの野菜をたくさんの人に届けたい!」
名前
高松菜々子さん
出身・前住所
大阪府活動期間
令和4年8月~地域おこし協力隊での活動内容
アグリハートセンターという農業振興拠点施設に所属しています。温泉熱を利用したハウスでは現在、小松菜や春菊、ほうれん草、チンゲン菜を栽培しており、
このハウスの管理や野菜の販売を行っています。
忙しい時期には一日中ハウスで収穫作業をしている日もあります。
その他、農作業支援スタッフや技能実習生に関わる事務作業や、センターの宿泊管理・清掃業務があります。
<アグリハートセンター HP>
これまでの経歴
大学時代は経済の勉強をしながら、スポーツジムでインストラクターのアルバイトをしていました。就職活動の時期になってもやりたいことが見つからず、結局行き詰ったまま大学を卒業しました。
その後、高校生の頃にテレビの特集を見かけてから田舎暮らしや農業に憧れていたことをふと思い出し、
大阪の農業の会社にアルバイトとして入社しました。
この会社は六次産業化に取り組んでいて、種植えやマルシェでの販売、水ナスのぬか漬けの製造から販売などに携わっていました。
小清水町を選んだ理由
実は地域おこし協力隊として着任する前、2022年5月に1ヶ月間小清水町に滞在していたことがあります。先述した大阪の会社が業務提携していた縁で、小清水町の農家でビートの補植のアルバイトをしました。
(※補植:機械で植えきれなかった部分を手作業で植えていく作業。)
その際に小清水町の暮らしが自分に合っていると感じ、大阪の会社を辞めて小清水町に来ようと決めました。
小清水町では別の形で働くつもりでしたが、タイミングよくアグリハートセンターでの地域おこし協力隊の
募集を紹介してもらい応募しました。
小清水町で暮らしてみた感想
5月にアルバイトで初めて小清水町に来て、慣れない作業で遅れをとったとき、農家さんが「ゆっくりでいいからね」と声をかけてくれたり、分からないことがないか気にかけてくれました。
「自分のペースで頑張ればいい」、「困ったときは誰かに頼っていい」と思えたことにこの町の魅力を感じて、地域おこし協力隊として引っ越してきましたが、それは今も変わらず感じています。
大雪で家から車が出せなかったとき、上司に電話をしたらすぐに駆けつけて一緒に雪かきをして助けてくださったこともあり、町の皆さんは優しく気にかけてくれる方ばかりです。
大阪にいた頃は電車や自転車ですぐ行けるような場所で買い物が済んでいましたが、実際にこちらに引っ越して生活してみると、お店の選択肢が少ないと感じました。
隣の斜里町のスーパーまで買い出しにいくこともありますが、この生活に慣れてしまうとそんなに不便だとは感じていません。
小清水町に来て変わったこと
冬は雪で車を出せなくなる日もあるので、スーパーで買い溜めして備蓄しておくようになりました。朝起きたときに「今日の雪は大丈夫かな?」と外が気になってそわそわしてしまいます(笑)
でも、何か困ったことがあったら周りの人が優しくて助けてくれるので心強いです。
町内のお気に入りスポット
ずばり、このアグリハートセンターです!優しい職員の皆さんと一緒に仕事をしたり、ハウスの野菜が実ったときは嬉しいですね。
余談ですが事務所よりもハウスのほうが暖かいです(笑)
今後力を入れていきたいこと
アグリハートセンターの野菜をもっと多くの人に届けたいです。町内でも数か所で販売していますが、まだまだ知らない町民の方が多いと思うので、少しずつ販路を広げていきたいと思います。
野菜と一緒にセンターの知名度も上げられるように、頑張ります!
(取材日:令和5年(2023年)2月22日)
小清水町の地域おこし協力隊の募集情報等はこちら
お問い合わせ
企画財政課企画係
電話:0152-62-4471