教育長室だより(令和3年9月)

 コロナ禍に明るい兆し       (令和3年9月27日筆)

 先月に「秋の来ない夏はない」と言いましたが、このところ朝夕に冷え込む日もあり、藻琴山周辺では紅葉も見られるようになり一部は麓市街地にもチラホラと広がってきています。       
 五輪とパラリンピックの開催、夏休み、お盆もあって新型コロナ感染が拡大の一途を辿っていましたが、ワクチン接種が功を奏しているのかここにきて全国的に感染者数が減少傾向にあり、今月末まで出されている緊急事態宣言は「まん防」も含めて解除の方向で検討されているようです。9月はシルバーウィークもありましたが、それとは関係なく周辺の観光地はもとより全国の観光地でも観光客は増えているようです。まだまだ出口の見えないコロナですが、ポストコロナ、ウイズコロナ、経済が動き出し感染対策を実施しながら1人一人が自己責任で考えて行動していかなければならない時期にきたのでしょうか。そうは言っても臆病な私は、しばらくは人混みを避けての生活を続けていくんだろうと思います。
 さて、小中学校ではGIGAスクール構想の取り組みとして授業での活用はもとより端末を自宅へ持ち帰り通信環境の最終確認や家庭での課題等を検証するなど学びを止めない取り組みの準備を進めています。この検証結果を踏まえて教育委員会として支援できることは町にお願いして予算化したいと考えています。
 学校行事では、感染対策をしながら工夫したなかで、運動会、体育祭は無事に終了しました。また、中学校の修学旅行は従来とは違い近隣市町ではありましたが体験型の内容で生徒達には想い出に残るものとなったことでしょう。小学校の修学旅行はこの後10月中旬に予定していますが、いずれにしても学校行事は児童生徒が行動を共にして仲間同士深めあい、友の新しい発見をして想い出にも繋がるとても意義ある機会であり、コロナ禍においても工夫したなかで何とか実施したい気持ちでいることは、保護者の皆さん、学校の先生方そして私も同じです。これからの行事等もしっかりできることを願っています。
 さて、流星スポーツ少年団の野球と中学校女子剣道部が全道大会に出場することは、教育長室だより7月でお話しましたが、結果は健闘むなしく上位入賞とはなりませんでしたが、コロナ禍において練習が制限されるなかよく頑張ったと思います。その健闘を讃えて去る17日、両チームに教育長表彰を授与させていただきました。この度の受賞まことにおめでとうございます。
 そして本日週開けて出勤して直ぐに嬉しいニュース、小学校金管バンドが去る25日苫小牧市で開催された北海道小学生バンドフェスティバルで金賞を受賞し、11月大阪で開催される全国大会に出場が決定したとのこと、全道からは3校が出場です。これまたコロナ禍において練習が制限されていたなかでの快挙だと思います。皆さんよく頑張りました。そして指導された渡辺先生や保護者の皆さんにもお祝いを申し上げます。
 早速、久保町長にこの快挙を報告して出場経費の予算についてお願いし快諾を得ました。町民みんなで応援したいと思います。
 小中学校、子ども達が元気に活躍してくれると町が元気になります。
 まだまだコロナ禍にあるけれど、子どもたちのおかげで明るい兆しが見えて来ました。
 
教育長 加藤 友幸

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