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令和3年9月7日


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小清水町長 久保 弘志

 

 7月から8月にかけて全国的に集中豪雨や台風に見舞われ、九州・中部・中国地方では尊い命が失われるなど、甚大な被害が発生しました。本日、9月6日で北海道胆振東部地震発生より3年が経ちます。
 災害からの復旧・復興に現在も取り組まれる中、被災された方々に心よりお見舞い申し上げるとともに、亡くなられた方やそのご家族に謹んでお悔やみを申し上げる次第であります。
 本町も北海道胆振東部地震により、これまでに経験したことのない長時間にわたる停電「ブラックアウト」を経験しました。このことを踏まえ、まちが被災した際に中心の拠点となる役場庁舎の耐震化もあわせ、令和5年5月の供用開始をめざし、一時避難所としての機能をあわせもつ「防災拠点型複合庁舎」の建設を進めております。
 この庁舎は、日常時には町民の健康増進等を目的とした「フィットネスジム」や「コインランドリー」、だれもが気軽に訪れるコミュニティの再生等を目的とした「カフェとコミュニティスペース」を併設いたします。これらの機能が災害時には一時避難所として利用できるよう「フィットネスジム」は待機所、「コインランドリー」は災害時でも利用可能に、「カフェ」は炊き出し等が可能となるよう必要な整備を行うこととしております。
 また、この施設の暖房は温泉熱によるものとして、冬季の災害発生時にも「暖」を確保できるようにしております。
 本年7月からは「まちの情報発信ツール」の一つとして、LINE公式アカウントを活用した「まちアプリ」を導入いたしました。このアプリも日常時は新型コロナウイルス感染症対策、まちの情報などを発信し、災害時はアプリ機能を自動で変更し、災害の状況・避難所の開設など登録者全員に情報発信を行うものであります。
 災害発生時には、これまでの「情報発信メール」と本年運用開始の「まちアプリ」を中心に情報発信を行いますが、情報を受けることが困難な方もいることから、自治会や近隣者などの「共助」が大変重要となります。自治会等内で防災訓練を行うなど、「いざ」というときの備えとして地域防災力の向上を皆さんとともに図りましょう。


 

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