校下の環境と児童

地域の概況

位置

 小清水は、三方を世界自然遺産知床、阿寒国立公園、網走国定公園といった規模の大きな自然公園に囲まれている。一方はオホーツク海に面し、大小の湖沼や深い森の点在するいかにも北海道的な景観の広がる町である。国道244号線沿いの濤沸湖入り口を境に北は網走市、南は釧路支庁管内弟子屈町と隣接。東は斜里町、清里町、西は大空町と接している。
 本校は小清水町の中心部に位置している。

自然環境

北見、釧路周辺を囲む山脈と、オホーツク海を流れる海流により恵まれた風土帯をつくり、春先の強風期を除けば気候も穏やかであり、作物の生育に好影響を及ぼしている。

基幹産業

 小清水は日本でも有数の畑作地帯として知られている。ヨーロッパの国々や、カナダ、アメリカ北部など欧米の農業国と同緯度線上にあるため、農業の形態もきわめて欧米風である。じゃがいも、ビート、小麦などのほか、アスパラ、トウモロコシ、ニンジン、カボチャ、ゴボウ、タマネギ、大根といった野菜類の生産している。そして酪農、花卉栽培も盛んである。

校下の状況

  1. 本校は、町内6校(水上小、小清水小、北陽小、止別小、旭野小、中斗美小)が再編統合して平成24年度に開校した。そのため、児童の40%強がスクールバス通学をしている。
  2. 放課後や長期休業中は、学校に併設されている『児童クラブ』で過ごす児童が1~3年生の約半数、同じく併設されている『放課後子ども教室』参加する児童は約50%にのぼる。
  3. 少年団は野球、サッカー、バレーボール、剣道、スケート等が盛んであり、優秀な成績を収める少年団が多い。少年団で育った地域の青年や保護者がチームの指導者としてチームに戻り、次世代を育てる循環ができている。
  4. 役場の福祉課や民生主任児童委員の学校に対する協力や関わりが大きく、家庭に問題等を抱える児童についても各種情報を共有できる恵まれた環境にある。
  5. 本町では『愛の声かけ運動』による挨拶奨励や標語ポスターづくり、小・中・高校生による『少年の主張大会』等の社会教育活動も盛んである。

小清水の児童

  1. 学級あたりの児童数が35~40人前後の中規模校である。大きな集団の中高め合い、認め合う姿が見られ、しっかりと自己表現できる姿が見られる。
  2. 学校では明るく素直で元気な子が多い、学校で身につけた事は学校の外でも発揮できるよう、家庭との連携が不可欠である。
  3. 学力面については、小中一貫教育の取り組みの課題として「学力の定着・保持」が重点課題である。