就任のあいさつ

　このたび、令和7年10月1日付で、小清水町教育委員会の教育長に就任いたしました、竹林　亨でございます。公立中学校教員を振り出しに、これまで北海道教育委員会、北海道教育大学などに籍をおきつつ、各地域の教育とかかわってまいりましたが、改めて、本町の教育長として、町民の皆さんとともに「未来につながるまちづくり」の一翼を担うこととなり、その責務の重さに身の引き締まる思いでございます。
　今日、教育をめぐる環境は、子どもたちが安全で安心して学校に通い、楽しく学びすごすことのできる教育の環境。地域の方々がいつからでも、いくつになっても学び、生きがいにつながる社会の環境。そして、教育活動を担われている先生方が志を高く持ち、働きがいのある職場の環境など、より良い在り方に向けての模索が続けられております。
　本町におきましては、令和4年に策定した小清水町総合教育大綱の基本理念である「人と文化を伸びやかに育むまち」の実現のために、(1)子どもたちがたくましく生きる力を育む教育活動の充実、(2)町民みんなが学び、高め合える生涯学習の振興という基本方針を掲げて、より良い教育環境の整備、質の高い教育の充実に努めているところです。
　とりわけ、学校教育におきましては、平成24年の町内6小学校の統合を契機として小中一貫教育を検討し、平成29年からは具体的な教育活動を展開しております。また、令和6年には幼保連携型認定こども園「にじいろ」が開園されたことによりまして、小清水の子どもたちを乳幼児期から高校入学までの15か年間を見通して、保護者の皆さんとともに、保育・教育に従事する保育士・教員が、役場の福祉と教育の部局、さらには地域の関係機関と一体となって育んでいくことのできる豊かな土壌が醸成されております。
　このような素晴らしい環境のもと、教育長として務めることができますことを望外の喜びと感じているところです。教育の基盤は「信頼と愛情、そして可能性を信じること」がとても大切なことと考えております。町民の皆さんからのご期待に応えるべく、これまでの経験を活かし、職務に全身全霊を傾ける所存でございます。
　今後とも、ふるさと小清水町への思いを豊かに育む教育活動の実践、多様な子どもたちを誰一人取り残さない教育環境を推進し、豊かな心と確かな学力、たくましく生きる力が育成できるよう教育の質を高めるとともに、人や文化を伸びやかに育み、地域力を高める生涯教育の充実を図り「小さくても素敵なまちづくり」を目指してまいる所存です。
　町民の皆さんのご理解と温かいご指導を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

　令和7年10月1日
　　　　　　　　　　　　小清水町教育委員会教育長 　竹　林　　亨

教育長のあいさつ