教育長室だより(令和5年1月)

 年頭のご挨拶          (令和5年1月11日筆)

 明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より本町教育行政の推進に当たり、ご支援とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 思い起こせば昨年1月に役場庁舎内におきまして新型コロナ感染が拡大し、多くの町民の皆様にご迷惑とご心配をおかけしました。改めてお詫びを申し上げます。ご承知のとおり私も感染者となり隔離を余儀なくされ治療と療養により回復いたしましたが、その後も後遺症なのか歳のせいなのかシャキッとしないような居心地で生活しておりました。がしかし年も改まりましたことから気持ちも新たに皆様にお便りをお届けして参りますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 卯年は干支では癸卯(みずのとう)の年となります。うさぎは穏やかで温厚な性格であることから、「家内安全」な意味を示します。また、その跳び姿から飛躍や向上を象徴すると言われていますので、今年はうさぎにあやかって大いに挑戦し飛躍の年にしたいものです。
 昨年を振り返ると、新型コロナワクチンが普及し、学校行事、イベントなども試行錯誤しながら工夫したなかで少しずつではありますが、元気を取り戻してきていると感じています。子どもたちの学びを止めないことを最優先に取組を進めてきましたが、保護者や地域の皆様のご理解とご協力のおかげで乗り越えることができました。心から感謝申し上げます。
 また、社会・経済活動の再開により道内、管内、町内においても第8波の真っただ中にいるようで、まさしくウイズコロナの生活であり、自身で身を守る、自身の責任で他者に迷惑をかけない個の対応が大切なのだと感じています。
 時節柄インフルエンザと新型コロナの同時感染の報告も耳にしており、これから受験を迎える生徒さんとそのご家族には、食事と睡眠を充分にとる、人混みに行かない、マスク着用、手洗いうがい、そして神頼み? できることは全てやって万全に望んで合格を勝ち取っていただきたいと応援しています
 小清水町教育委員会では、小清水町総合教育大綱に基づき、「豊かな心を持ち、たくましく生きる」、「生産性を高め、活力ある町をつくる」、「文化を愛し、豊かな未来を創造する」を目指して、学校分野では小中一貫教育による9年間を見通した学習プログラムを構築するとともに、小清水の自然や文化を活用した学習機会を充実し、郷土意識の向上を保護者や地域と学校が一帯となって取り組んでまいります。また、生涯学習の分野では、生涯学習に関する多様な学習情報を提供し、主体的な生涯学習活動を支援するとともに、「学ぶ」活動をとおして、社会参加や町づくりへの参画が促されるような仕組みづくりに取り組んでまいります。
 しかしながら、子どもたちの学力の向上、教職員の働き方改革、部活動の地域への移行など迅速に取り組まなければならない課題を多く抱えており、その解決に向けて強い気持ちで取り組んでまいります。
 引き続き、新型コロナ感染症対策に取り組み、子どもたちの生命や健康を守るとともに、学力・体力、豊かな心と健やかな体、いちばん大切な元気な学校づくりを目指して町長部局と連携し取り組んでまいりますので、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 この一年が皆様にとって幸多き年でありますよう心からお祈り申し上げ、念頭のご挨拶といたします。

 
教育長 加藤 友幸

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